精密機器から公共サービスまで
わかりやすい取扱説明書、マインドウェアが制作します。

ちょっとした使い勝手の良さが製品の大ヒットにつながる現代。製品の一部として出荷される取扱説明書の”わかりやすさ”が、あなたの会社の製品の売れ行きを左右する可能性もあります。
とはいえ、価格競争に勝ち、自社の売り上げも確保するには、取説にかけるコストとのバランスも大切です。
製品の価値を高めながら売上にも貢献する、取扱説明書の形態手法をご紹介します。

よい取扱説明書とは?

取扱説明書の品質をユーザー目線で考えた場合、わかりやすさと使いやすさを兼ね備えた“高品質なもの”が、よい取扱説明書であるのは明らかです。

一方、メーカー目線で考えれば、ハウツー本として売る書籍ではないので、懇切丁寧なら良いというものでもありません。

正確な記述で製品の信頼性を支えながら、厳選した内容に抑えた“コスト的に見合うもの”が、よい取扱説明書と言えるでしょう。

取扱説明書の品質のポイントは、「わかりやすい」「使いやすい」

パソコンとプリンターを使えば、キレイに整った文書を作成することは容易です。製品について一番よく知っている開発者自身が取扱説明書を自作するケースが増えてきたのも、そのためでしょう。

しかし、製品の開発者は、製品化の際に苦労した点や最新技術について詳しく説明したくなるもの。製品を使うにあたっては不要なことを詳述してしまい、取扱説明書が分厚くなって、さてどこを読めばいいのかわからないというのは、よくある話です。

取扱説明書の使命は、「製品をより使いやすくすること」です。他社製品や前バージョンとの数値的な差や新技術を自慢するためのものではありません。それをしっかりと念頭に置き、「何を説明するか」を冷静に検討することが、取扱説明書の品質を上げるためのポイントとなります。

「わかりやすさ」「使いやすさ」のためには、製品の使用シーンや使う人の属性に合わせて、取扱説明書の大きさや材質を慎重に選ぶ必要があります。パソコンやスマホで閲覧する電子マニュアルを採用する場合も同様です。

つまり、携帯しやすいポケットタイプのマニュアルや親切な動画マニュアルを作っても、例えば高齢者ユーザーにとっては、文字の小ささやスマホの操作が障害となって、使いにくいものになってしまうことがあるのです。製品の大きさに縛られたり、流行に乗せられたりしないように気をつけましょう。

わかりやすく使いやすい取扱説明書を作るには

  • 「何を」説明するかを、冷静に検討する
  • ユーザー属性を考慮して、手法、形態、サイズ、材質を慎重に選ぶ

取扱説明書の企画のポイントは、「コスト」「更新頻度」

わかりやすさと使いやすさは大事ですが、メーカーにとっては、無駄なコストをかけずに制作できるかどうかも重要なポイントです。

コスト削減のためには、取扱説明書の企画を製品の企画と同時に始めるのがおすすめです。

「使い方が難しい!」というユーザーの声をきっかけに製品を改良した経験をお持ちの方は多いことでしょう。通常は、クレームが来るような難解な操作手順があった場合、取扱説明書の制作中に誰かが気付くものです。その時点で製品の発売が間近に迫っていると、取扱説明書にイラストなどを追加してお茶を濁すことになりがちですが、製品の設計変更が可能な時期であれば、製品改良ができます。ユーザーの満足度は上がり、追加の制作費や問い合わせ対応のコストはかからずに済むのですから、一石二鳥でしょう。

また、ユーザビリティを重視して組込マニュアル(製品に搭載されている画面上に表示させる説明書)を採用する場合には、製品自体の仕様や性能を見直す必要が出てくることもあるので、取扱説明書の制作を早めに始めて損することはありません。

制作コストを考えるとき、「前バージョンを流用してそのまま印刷物にすれば、余計なコストがかからない」と考えるのが一般的でしょう。また、新規に制作する場合でも、「電子マニュアルは制作前に検討すべき事項がややこしいので、費用がかかりそう」と考える方は多いでしょう。

しかし、実は、印刷物の方が安上りとは限りません。

印刷物は、製品の出荷数に比例して印刷費がかかりますし、紙の価格も徐々に上がっています。また、印刷物では、改版の際に在庫が無駄になりますが、電子マニュアルならそれもありません。更新頻度が高いほどコスト的なメリットは大きくなるので、品質向上への意識が高い企業を中心に普及が進んでいるのは、これが理由です。
(ただし、電子マニュアルをCDやDVDに収録して製品に同梱する場合は別です。)

データ変換や移植の技術は進んでいるので、印刷物から電子マニュアルへの切り替えにはそれほどの費用はかかりません。印刷コストが浮く分ですぐに回収することが可能です。

「検討することがいろいろありそうだし、任せられる会社の探し方もわからない。。。」という心配がある場合は、“実績の数”で選べばよいでしょう。電子マニュアルの制作実績だけでなく、印刷物の実績も多い会社であれば、さらに安心です。

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